お遍路体験してみよっと！(13日目)

7日。巷は知事選挙。期日前投票も始まらないうちにお遍路に出た。だから今回は投票できない。

連れにこれからは足のマメがよくなるまでスピードダウンしてくれと頼んだ。なので、きょうは29番国分寺と30番の善楽寺だけ打つ。なんとなく気が楽。いままでは足の早い連れに合わせて早く歩き過ぎた。もっとゆっくり行きたいのになんで急ぐんだ。スタンプラリーじゃないんだぞ、と思いながら付いて行った。連れは自分のペースで歩かないと疲れる、と言う。
昨夜泊まった宿のママさんが言ってた。夫婦で歩いていて速さが合わなくて奥さんが怒って(お遍路をやめて)先に帰っちゃった人がいた、とのこと。わかるわー、その奥さんの気持ち。
善楽寺に行く途中連れが早く行くので見失った。遍路道のほうへ行ったのか車の通る大きい道に行ったのかわからない。遍路道を通って善楽寺に着いたが、連れがいない。少し待ってみる。そのうち来た。「俺、待ってたのになかなか来ない。どうしちゃったかと」心配したようだ。ならば早く行くなって！マメで足痛いのだから早く歩けない!!

昨日宿で一緒だった人とまた同じところに泊まった。この方もマメのケアの仕方を教えて下さった。何度も回っているのでいろいろなことをよく知っている。ママさんとも顔馴染みだった。

善楽寺では花まつりをしていた。
筝の音や般若心経の読経の声がしていた。

ここでお接待で頂いたおにぎりを食べていたら、平等寺のとなりの山茶花で一緒だったおばさんに久しぶりに再会した。あの由岐駅でご夫婦と間違えた女性のほうだ。
おばさんはひざを痛めたと言って足をひきづりながら歩いている。え！それなのにあの長い室戸の海岸沿いを1日30㎞かそれ以上の速さで歩いて来たの？それでなきゃ今ここで会わないもの。
おばさんは(学校の音楽室に貼ってあったリストの髪型に似ているからって連れが言うのでこれからはリストのおばさんと呼ぶ)タバコを吸って一服したら、宿に行くと言って去った。連れがリストのおばさんは、根性あるなぁと讃歎する。
それにあのおばさんはオレたちより高いホテル泊まるんだなと言う。
人は人、自分は自分なのだからかまわない!!