今度はカナダへ

60代前半。女。やってみたいこといっぱいあり~🎵なんです。 体験したことの備忘録的ブログです。

お遍路体験してみよっと!(20日目)

14日。雨。予報で雨とわかっていたけれどやっぱり雨の中出るのは嫌だな。それにせっかく民宿いさりびさんで海の見える部屋を頂いたのに朝日が見られない。地平線上から朝日が出るのをここから見られるのかわからないが、ずっと前から楽しみにしていたのにざんねーん😥

きょうは足摺岬38番金剛福寺だ。
カッパを着る。ザックの中の物には雨が沁みないようレジ袋に入れた。
菅笠をかぶる。肩から下げたバッグもレジ袋で包む。防水スプレーしてきたスニーカーにもレジ袋をかぶせて持ち手の部分でぎゅっと縛る。恥ずかしいが見栄はかなぐり捨てる。
破けるまで歩く。さあ出発だ。

歩き始めてすぐに連れと離れて行く。
荷物を置いて休む場所も少なく、ずっと歩き続ける。雨は次第に強くなって行く。
海も荒れている。白波がたっている。空も海もどんよりしている。
遍路道を行くより国道56号を歩いたほうがよさそうだ。
足に履いたレジ袋は破け、足摺岬というより『ビニール袋摺岬』となった。

休憩場所は少ないがあることはある。
びっくりしたのはあのひざが痛いと言っていたリストのおばさんが私たちより先に来ていて、その休憩所でおにぎりを食べていたことだ。え?なんでこんな早く来れるの?あとでわかったが、車の人が乗せてくださったのだそうだ。歩き遍路は絶対車に乗らないから車の人が声かけても断ると聞いていたけどそうでもないのかな?

約20㎞歩いて足摺岬灯台と展望台に寄った。風がもの凄く強く菅笠が飛ばされそう。持っているスマホでさえもしっかり持たないと風に煽られる。
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まもなく38番金剛福寺に到着。風雨で手が冷たい。ろうそく線香納札を出す。お賽銭を連れに喜捨箱の中に入れてもらう。
カッパを通してしみ込んだ雨に服が濡れて寒い。早々とお経をあげ、福寺をあとにした。

宿に着いて濡れた物全部出してエアコンの暖房で乾かす。
民宿たむらさんの夕飯はおいしかった。かつおのたたきを高知に来てから始めて頂いた。6500円/1人で、翌日にたむらさんのおばあちゃんが作られた布の袋にお接待のおにぎりを入れて持たせてくださりうれしかった。リストのおばさんもこちらに泊まっていた。滋賀県大津から来ていて遍路は9回目だそうで、今回は友だちのいる宇和島まで行くそうだ。バスを使って遍路をしている人も別々だが二人泊まっていた。